会津若松~伝統を誇る老舗
中町から北へ150mほど先の交差点を右へ曲がると、豪壮な蔵造りの「鈴木屋利兵衛」が長い伝統を誇るように堂々と建っている。
暖簾をくぐって店内に入ると、表通りの車の騒音がぴたりとやむ。
この店は創業以来170余年にわたって漆器を商う商家として代々受け継がれてきた老舗だ。
伝統工芸品の会津塗漆器をはじめ、郷土玩具の赤べこ、起上り小法師(こぼし)、和紙人形など豊富な民芸品を取りそろえている。
会津地方では、牛のことを"べコ”と呼ぶ。
赤べこは、木型に合わせて和紙を何枚も重ねて張り、乾燥させて型抜きしたあと、塗料で彩色した張り子。
つくり始められたのは、今から約400年ほど前で、時の藩主が下級武士の内職として奨励した。
また、この地方では、病気の子供に疫病除けとして贈る風習があったそうだ。