面白い歴史・・・その4
★無線
『月刊ポピュラー・サイエンス』は、「全世界の神経系は、話しをするために結ばれ、その結果、ひとつの国からもうひとつの遠く離れた国へと簡単に伝えられる」(前掲書)と評価しました。
つまり、無線での繋がりは、当時すでに「神経系」とのアナロジーとして捉えられていたということです。
このことは、一九六〇年代にマーシャル・マクルーハンが、電気メディア(当時はまだ電子という表現は使っていなかったが、彼のいう電気メディアは、現在の電子メディアをイメージしていたといってよいだろう)の特性を、神経系のアナロジーとして捉えようとしたことを想起させます。
その神経系の束によって、世界は知識や情報を共有することができるのだというマクルーハンの考え方は、すでに無線が出現してきた段階で登場していたのだともいえるでしょう。