会津若松~城下町を歩く
民謡で名高い秀峰・磐梯山を仰ぐ会津平野の中心、会津若松は会津松平家23万石の城下町として栄えたところ。
慶応4(1868)年の晟農戦争の後、名城を誇った優雅な姿の鶴ケ城天守閣は残念ながら取り壊されへ現在の天守閣は昭和40年に再建されたものである。
そんな幕末から明治にかけての歴史ドラマの舞台となった会津若松だが、それから時が流れて120余年、歴史を秘めた城下町を歩くと、藩政時代からかたくなに伝統を守り続ける老舗の商家の心意気がひしひしと伝わってくる。
古くから商いの目印となるのが"暖簾"である。
都会化が進む市街地にあって、昔ながらの格子造り、土蔵造りの店舗で商いをする店では、屋号や店の売り物を表現した暖簾が目につく。
紺色または墨白の布地に「味噌」「菓子司」「酒座」「旅人宿」などの文字が染め抜かれ、簡素ではあるが、創意と工夫に満ちた暖簾に出会うとハッと足を止めてみたくなる。